念願のRGV250最終型を手に入れたぞ

pukojiです。

タイトルの元ネタは分かる人だけ分かってください(笑)

以前にもネタに上げてましたが、ついにRGV最終型であるVJ23Aを手に入れました。

ちなみに入手先は某オークションサイトです。Gooバイクなども散々物色しましたが、程度のいい車両は70万円を超えてくるので、手が届かなかった事からオークションでの購入です。この車両の購入の決め手となったのはエンジンに新品部品を投入しているとの事だったので購入を決意。2016年の7月くらいに我が家に搬入されました。

 

搬入後のRGV250

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一見きれいに見えますが、かなりヤレています。カウルにガリ傷あり、フロンフォークのオイル滲み、フロントブレーキの動作不良ありetc。おまけに納車当初は片肺の状態で目も当てられん有様でした。

オークションですので前オーナーさんにクレームはつけませんが、250CCとはいえもう少し整備された方がいいのでは…と個人的に思ってしまいました(VJ23Aはそれなりに価値がありますし、整備不良で痛い目にあってはどうしようも無いので)。

取り敢えずこのままでは乗るのが怖いので、早速各所の修理に取り掛かりました。

 

フロントキャリパーOH

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やっぱりというか、見事にキャラメル状態になってました。重篤です。手の施しようがありません。南無阿弥陀仏じゃ。

 

というのは嘘できっちりパーツクリーナで清掃します。ちなみにキャリパーピストンを抜くときは写真2枚目の工具を使用します。エアーコンプレッサーがあれば完璧です。

詳しい手順は割愛しますが、ブレーフルードを抜いた後にコンプレッサーで圧力をかける事によりピストンが飛びだします。この方法はバイクの師匠である永野モータサイクルさんより伝授しました。

 

但し、上記の手段には欠点があります。圧力をかけた際にひとつだけピストンが抜けてしまった場合です。こうなってしまうとコンプレッサーで圧力が掛けられないので、抜くのが非常に難しくなります。おまけに固着して(ry、によりまず抜けません。これをやらかした為、上記の工具を壊してしまいました。

 

エンジン取り外し作業

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レーサーのコピーである事あり、エンジンの着脱はジャッキ一基と高さ調整用の木製ブロックがあれば可能です。重量は30キロくらいでしょうか?写真を見ると分かりますが、最終型ガンマはV型70°のエンジンを積んでいます。他メーカーは全て90°です。

 

各種パーツ画像

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上から排気デバイス,ピストン,シリンダーです。排気デバイスはシャフトとバルブを固定するネジが外れて正常に動作していませんでした。洗浄してカーボンを除去した後、組み付け実施。ネジロックで抜けを防止しています。

あとデバイスをシリンダーに固定しているプラスネジは舐め易いので、ヘキサゴンへと交換しました

 

シリンダーはクロスハッチあり、但し下部にメッキ剥がれの形跡がある為、余裕があれば再メッキにて対策予定。ピストンはアタリなしだった為、ピストンリングのみを交換。ただリング内側に入っているエキスパンダーリングが割れていましたorz。

 

キャブレター

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ガンマのキャブレターです。NSRの並列配置と違い、角度を変えて配置されている為、リンク部品が付属しています。これらを見る限りNSRが一番整備しやすいと思われますが、NSRは乗ってる人が多いことから敢えてRGVをチョイスしました。単にSUZUKIが好きだということもありますが…。

 

ちなみTZR最終型(3XV)のキャブ配置が一番ひどいと思われます。キャブは2基ついているのですが、1基は上シリンダー直結でもう1基はクランクケースへ装着という変った配置をしています。3XVが嫌いと 言うわけではないのですが、整備性が悪そうに見えたので購入候補から早々に消え去ってしまいました(TZR乗りの方、ゴメンなさい)。

 

あと上のキャブの写真は組み方を間違えています。右が開くと左が閉じるという何とも間抜けな自体になってしまってます。キャブ内部もガソリンが腐敗してドロドロになっていました。時間はかかりましたが、各部分を直して走行可能となりました。

動画も撮影しているのですが、アップロードが出来ない為、後日YOUTUBEにでもアップロードしようと思います。^^;

RGVはNSRに比べると見劣りするかも知れませんが、非常に良いバイクです。高額ではありますが、パーツもそれなりに供給してくれてますので、レーサーレプリカをお求めの方にはオススメできるバイクだと思います。

 

おまけ

f:id:Tourist-trophys:20170622182330j:plainタイヤをダンロップα-14へと変更しました。ただこの時点でタイヤのローテーションが間違えています(笑)。ちゃんと方向は合わせているつもりでしたが、いつの間にか方向が入れ替わってました。タイヤを装着するときは向きに注意するいい教訓になりました。

 

ただ、これだけでは留まらず致命的なミスを犯した事にこの時点では気づいていませんでした。その話は後日記事にしたいと思います。